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2005年12月13日 (火)

スポーツ少年団の現状

小学校に入学した子どもがバスケットをするにはスポーツ少年団に入るという手段が一般的です。

小学生のバスケットはミニバスケットボール(ミニバス)と呼びます。つまり少年団=ミニバスチームです。

私は以前ミニバスのスタッフをしていたことがあります。私が見て聞いて知る限りの現状をお話しします。子ども編と保護者編でご紹介します。

 

<子ども編

■1年中大会がある

全国大会につながる県・地区・市の予選。地域特色のカップ戦などひっきりなしに大会があります。

■練習試合も多い

昔からあるチームほど指導者間のつながりが広く、週末の練習試合がよく計画されます。いわゆる強豪チームほど県内外いろんな所に行きます。一週間前に決まる、前日に決まるなんてこともよくあります。

■活動日は週3回以上

活動日が週1回というチームはありません。私見で言いますと大半が週5回前後といった感じでしょうか。

■入団は3年生くらいから

低学年の未経験者が入団する場合、高学年と一緒に練習することはあまりありません。指導者は高学年の練習につきっきりなので低学年は時々教えてもらえる程度です。もちろん例外なチームもあります。

■運動量の二極化

チーム事情など理由はさまざまですが、学年に関係なく練習量にバラつきがでます。

■内容はバスケットのみ

中学生や高校生が日々取り組んでいるような技術練習がたくさんあります。同じように攻め方や守り方の練習もたくさんあります。

■指導者はボランティアコーチ

大半の指導者が主となる職業についており、ミニバス指導が職業ではありません。それでも教えること・勝つことに一生懸命な指導者がたくさんいます。ご自身の経験で指導されており、運動学やスポーツ科学を学んでいるかは不明です。

■ケガの予防にはあまり取り組まない

本来なら、体の発育にマイナス影響を及ぼさないためにも練習前には足首ねんざの予防、練習後にはしっかりとストレッチをやらせたいです。しかし、時間がかかる、ちゃんとしたやり方を教えられないなどの理由で敬遠されがちです。

 

<保護者編

■当番がある

活動日には毎回数名の保護者がコーチへのお茶を準備したり、他の保護者への連絡係となります。当番日は体育館にずっといます。

■送迎の当番もある

子どもの車送迎を全員で協力して結果的に各家庭の送迎負担を減らすようにしています。

■審判をする

大会に参加するミニバスチームには審判資格を持っている大人がいなければなりません。中には義務・強制をする地域もあります。指導者以外に保護者が審判講習を受けて資格を取るケースが普通にあります。

■団長を決める

保護者の中からミニバスチーム(=少年団)の団長を決めます。ほとんどが高学年の保護者で一人選ばれます。団長の仕事は様々です。

■月謝を払う

金額はさまざまです。2,000円だったり5,000円だったり、大会がある月は1.5倍になったりと子どもを入団させてみないと1年を通しての額はわかりません。

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