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2008年9月 8日 (月)

ストライド

ストライドとは一歩の幅(距離)のことを言います。

走る、のが速いか遅いかを決める要因のひとつにストライドの広さがあります。

女子選手はこのストライドを広げて走る練習をすることが有効だと考えているので、定期チームレッスンのプログラムに含まれています。

一般的に女子選手が追いつけなさそうなパスを通して速攻で得点できるケースを多くしたいのであれば、走り方を改善するための練習が必要です。チームレッスンのプログラムがこれにあてはまります。

主力選手で第4Qの終盤でも攻守で優位に立ちたいのであれば、走るための筋持久力や心肺持久力のトレーニングが必要です。よく言う「走り込み」で得られる効果です。

この目的と方法の違いを混同してしまうと選手のモチベーションに影響し、障害にもつながってしまいます。

 

話を少し変えます

 

北京オリンピックの男子100mでボルト選手が驚異的な世界新記録タイムを打ち出したのは、190cm台後半の身体から繰り出されるストライドがあったからと思えてなりません。

しかし世界レベルの選手はストライドに加え「ピッチ」と呼ばれる脚の回転数もすさまじい速さなんですが、これまでの陸上界の常識では、ボルト選手のような長い下肢(脚)を、世界記録を出すための回転数で運べるわけがないと言われていたようです。

つまり長身であるほど100mスプリントには不利だと言われていたみたいです。

生理学または運動学的な裏づけを多少なりとも覆したボルト選手、改めて凄さを感じます。

 

ちなみに400mリレーの日本代表四選手の身長ですが、

朝原選手 179cm

末続選手 178cm

高平選手 180cm

塚原選手 180cm

みなさん日本人の成人平均身長(172cm)よりかなり高いんですね

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