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2010年2月25日 (木)

JBAアメリカコーチ研修 その8

Dscf2521

勝つことが目的になっている指導者や親がまだまだいるようです。

 

思いやり、礼儀、覚悟(責任感)、リーダーシップ、

これらの勝負(どれだけ備わっているか、という意味で)が前提で、その上でフィジカルとスキルの競い合い、知恵比べが私の望む試合です。

では思いやり、礼儀、覚悟(責任感)、リーダーシップはどう養わせていくか。

あーしなさい、こーしなさいと言うのもひとつの手段。

黙って見守り気づかせるのもひとつの手段。

 

 

― 以前の私は、

「日本代表はどうしてこんなに弱いんだ!悔しい!日本が強くなるために何かしよう!」

という想いが源でした。

それから数年経って、強い弱いという表面的なバロメータに固執する自分が薄くなってきました。

それよりも、もっと内面的な、簡単に言うと人間性を高めるための指導をしなければと思うようになりました。

そう思うようになったのは、悲しいかな少年団バスケットと部活バスケットをしている一部の子どもたちを見て。

 

指導者の指導理念によって出てくる言葉そしてタイミングは違ってきますよね。

子どもは大人との関わり、また子供同士の関わりで育ち、よって大人の責任は重大です。

 

 

いつからでしょうか、ディフェンスには人間性がよく表れると感じるようになりました。

体を張ってチャージングをもらいにいくには覚悟が必要です。

納得がいかないファールを吹かれても試合運営をしてくれる審判には礼儀を示さなければいけません。ボールの渡し方にも礼儀が表れます。

周りに気を配ってこそヘルプディフェンスにすばやく対応できます。

自ら考え、自ら動くことで攻撃的なディフェンスとなり、目の前で起きる事実を目で追って後手後手で動くだけのディフェンスより強力なパフォーマンスとなります。

 

コーチ・ウッズの言う意味でも、私なりに感じるこういう意味でも、ディフェンスって大切だなとしみじみ感じる日でした。

 

PHYSICAL & BASKETBALL LESSON

http://www.itan-coach.com

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