JBAアメリカコーチ研修 その10
ポートランド大学4年生でキャプテンの伊藤大司選手との2ショット
そしてポートランド大で三重県出身(大司くん)と愛知県出身(中谷)のバスケットマンが並んだ一枚。笑
コーチ研修参加者は大司くんにいくつかの質問をさせていただきました。
Q1 アメリカの高校へ進学をした理由は?
A1 バスケットをしにアメリカに行った4つ上の兄がいて、毎年夏に帰ってきてたがその度とてもレベルアップして驚いた。バスケット=アメリカというイメージがあったのも理由。
Q2 日米のバスケットの違いはどう感じる?
A2 1番差を感じるのは運動能力。ただ、高校・大学と日本でプレーしていないのであくまでのアメリカにきた当時の感想です。スキルについては差は感じない。
Q3 日本人はどんな努力をしたらいいと思うか?
A3 アメリカでは小学生とプロ選手が同じコートで練習したりする光景が当たり前にある。小中高大プロがそれぞれを身近に感じるような環境を作ってほしい。そうすれば、子どもは年上を見てお手本にしたり夢を持ったり、年上はお手本にされてもいいようにしっかりやったり、もっとすごいことをやってやろうと意欲的なったりと、お互いにとってプラスになる。
Q4 アメリカの高校に入って、以前からもっと準備しておけばよかったと思うことは?(中谷の質問)
A4 1番は語学(英語)。PGだけど最初は英語は全くダメだった。笑 もうひとつは自分からどんどん『前』に行けるようハートを鍛えること。自分よりすごいやつがいる中で、それでも自分から気持ちを『前』に出してプレーするハートが備わっていればアメリカで成長できると思う。
Q5 日本のミニバスに希望することは?
A5 僕がミニバスでやってた時のコーチは、基礎を重要視していたのと賢く走るということを徹底していました。指導の根幹には、楽しく思い切ってプレーしようという想いをもたれていたコーチでした。プレスやゾーンを教えてもらったことはないです。今も夏に日本に帰ってミニバスを見る機会があるけれど、コーチが怒りすぎて子どもたちがやりづらくなるよりは楽しくやって欲しいと思う。
Q6 アメリカのコーチは何を教えてくれる?
A6 教えてくれる中身は日本のコーチと同じだと思う。アメリカのコーチはとにかくいつも一生懸命教えてくれる。本当に熱心に教えてくれるので感動し感謝している。怒られる時も頭ごなしに怒鳴るのではなく、怒っている理由をいつも明確に伝えてくれるので気持ちの切り替えがしやすい。理不尽な怒り方はしない。
Q7 日本人がNBA選手を目指してアメリカにくるとしたら何を意識したほうがいい?(大司くんの個人的な意見でかまわないので)
A7 1番はさっきも話した、『前』に出ること。そして日本人だからこそできること、通用することがある。レブロン・ジェームズなんて目指さなくても日本人の可能性はそことは違う面で十分あると思う。
私たちの質問に、丁寧に、簡潔かつ具体的に答えてくれました。
伊藤大司選手、本当にありがとうございました
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