リーダーシップ
最近また頻繁に日本バスケットボール協会のブログが更新されています。
アンダーカテゴリー(○歳以下の代表選手)の記事で目に付くことは、未だに「声を出せ」「自分で考えろ」「プレー中にしゃべれ」とコーチ陣が言っていること。
挨拶や集合の指導に30分もかけた、なんていうことも書かれています
その年代を代表して日本中から選ばれた子どもたちは、もしかしてやはり『バスケットのパフォーマンスのみ』で選ばれている
パフォーマンスに強く関わる人格という面を評価し、そういった子どもたちに優秀なコーチ陣が集中的に指導する。これとは真逆の計画がエンデバープロジェクトなのだろうか…。
16歳や18歳といった選手たちが、言われてからようやく動くという人間で、たった数日間の合宿と数週間の遠征を年間数回積み重ねて世界と戦おうというのはナンセンスではないだろうか
私が思う(唱える)リーダーシップとは、自ら考え、自ら発し、自ら動くということ。
つまり特別な能力、意味ではなく人間として当たり前に身につけなければならないこと。
まさにエンデバーのコーチ陣が今の子どもたちに欠けていると嘆いている要素。
子どものうちはまだどこからか救いの手を差し伸べてくれる。バスケットの試合ではリーダーシップが身についていなくても試合に負けるだけ。しかしエンデバーの選手たちよ、大人になって仕事に就いてから以降も身についていなければ、生きていけなくなるよ。自分を幸せにすることができないよ。
PHYSICAL & BASKETBALL LESSON
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コメント
共感します。
僕自身が子供達に対して3年間で身に付けてもらいたいもの。
基本技術はもちろんですが、それよりも、気付き・学び・実行し・変化し・結果からあらためて気付き・繰り返す、ということ。
小学生のうちはまだまだ甘えがあっても仕方ないと割り切りますけど、中学生になったら別。
中学生からは大人に向けての準備をしていく段階。
だから、中学生活3年間で、最低限、気付き・学び・変化するというワンクールを身に付けてもらいたい。
今も口酸っぱく子供達には言います。
「変化するのは自分自身、友達でも親でもない。友達や親御さんや先生・コーチは、君達の変化・成長を信じて、きっかけしか与えられない。気付き・学び・変化するのは自分自身。他の誰も変わってやれないんだ」
わかるまで何回も、表現を変え、シチュエーションを変え、何回も何回も伝えます。
引退した3年生は、それを学び取ってくれた子が多く居たので、結果は残念でしたが、力強さを見せてくれました。
今も時折顔を見せて、差し入れや後輩の指導をしてくれています。
コートの上では誰も助けてやれません。人生を変わってあげられないのです。
自分の人生を、どのように責任を持っていくか。
そこから広がって、他人の人生にまで責任を持った義侠心まで身に付けてくれると、チームとしては本当に強いと思います。
投稿: ナカムラ | 2010年6月28日 (月) 10時27分
ナカムラさん、コメントありがとうございます
最後の言葉は特に重みがあります。
自分の行動が、やがて人の人生に影響を与えるようになる。いいかげんな人間は社会から排除されてしまいます。
生意気ばかりで己の言動に責任を持たない子どもが増えてしまっては教育が元も子もなくなります。本来スポーツは「人のふり見て我がふり直せ」と教育できる良いツールですね。
投稿: イタン | 2010年7月 3日 (土) 22時43分