似て非なるもの
バスケットボールのスキル(技術)は二段階の練習を積んで身につけていきます。
最初は分化のための練習です。
分化とはどんどんクオリティを高めていくことです。できなかったことをできるようにさせることが目的です。
この分化練習のプログラムが進んでいくことが技能の向上です。
二段階目は自動化のための練習です。
自動化とは無意識で動くことです。考えなくてもできる状態とでも言いましょうか。
例えばドアノブを回してドアを開けるとします。
ドアノブの位置を目でしっかり確認し、自分の腕をどのように操作してドアノブをつかむかイメージし、ドアノブをどっちに回すか思い出す。
幼児まではこのような手順を毎度考えてドアを開ける必要があると思います。
このブログをご覧になっているみなさんはもうそこまで考えることもなく「ドアを開ける」ということができるはず。それが自動化なのです。
この自動化練習を反復させて、より複雑な運動または技術を組合せて自動化できることがパフォーマンスの向上と捉えています。
技能の向上とパフォーマンスの向上は似て非なるものだと考えています。
目的が違えば手段も異なります。時間の設定、回数の設定、距離の設定、道具の選択などなど目的に見合った手段になっているかが重要です。そして子どもたちに与える目的、テーマを適切に決めることが指導者の大切な役割ではないでしょうか。
PHYSICAL & BASKETBALL LESSON
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