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2010年6月 7日 (月)

狙いすぎない

ドリブルをつきながらのトレーニングを中学生に指導していたときの話です

「もしこちらへ向かってくる相手が○○○だったらスティールを狙ってみよう。」

と少し難易度を上げるための指示しました。

すると、全員がスティールをガンガン狙い始めました。

数秒前に伝えた「もし○○○だったら~」という条件をすっかり忘れてしまっています

案の定、スティールはできない、自分自身の動きは雑になる。

元も子もなくなりました

 

私はあるシーンが頭に浮かびました。

いいディフェンスができていて相手が苦しんでいるのに余計な手を出してファールを取られてしまう。

というシーンです。

 

狙いすぎて墓穴を掘る。

そういうことが多々あるのではと感じ顧問の先生に確認すると思ったとおりの答えが返ってきました。トレーニングの最中にも如実に現れているわけです。

 

これはいかんと即トレーニングを止めて、たった今やっていたことの現状を話し、試合と照らし合わせるよう促し、トレーニングを再開しました。

 

トレーニング中の選手を観察していると、試合での人柄や癖や思考回路が少しずつ見えてきます。
世の中にはそういったことを一瞬で見抜く指導者がいるかもしれません。私はまだ”その域”にはとうに及びませんが、そのレベルを目指しています 私にとって子どもを観察するということはとても重要な行為なのです。

 

PHYSICAL & BASKETBALL LESSON

http://www.itan-coach.com

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