構えに違いが出る
運動能力には個人差があります。
学年の違いによる個人差はそれまでの運動量や運動経験の質、そして種類などが影響していると思われます。
小学校低学年で同じ学年でも個人差が生まれるのは、やはり幼少期の運動に関する要素(質と量など)が影響していると思われます。
例えばボールを持った時の構え、パワーポジションを取り上げてみると、小中高の子どもを指導しているとその違いをよく感じます。
高校生に指導していて、年間を通じてパワーポジションの質を上げたいとトレーニングさせます。とても重要なことなので、指導する側から見て、目標とする競技レベルに照らし合わせてみると合格点には届いていないと感じるためです。
時々中学生との練習試合がありますが、そこで中学生と普段指導している高校生のパワーポジションを比較してみると、高校生のパワーポジションはさすが質が高い。
中学生と比較すると良く見えるのですが、同じ学年の高校生でパフォーマンスが高い子と比較するとやはり弱々しい印象がある。
エネルギー系の身体能力と情報系のコーディネーション能力を高めて、運動するための能力としてパフォーマンスにフィードバックさせる。
それがとても重要なことで、多面的な育成へと繋がるのですが、バスケット界には中学生以下にそれを指導する意識が全体を見ると残念ながらものすごく低い。だから環境が作れない。
言ってしまえば、第2の田臥勇太が出現するのを運任せにしている。
もっともっと幅広い見方をすれば絶対に日本バスケットは発展する。
PHYSICAL & BASKETBALL LESSON
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